お燈まつり

闇夜の石段を駆け下りる松明が描く一筋の光の軌跡 新宮市

「お燈まつりは男のまつり、山は火の滝くだり竜」
新宮節にも唄われる、和歌山県新宮市の伝統の火祭り「お燈まつり」。
夜明け前の王子ヶ浜での海中みそぎから、神倉山を駆け下りる上り子たちの姿、そして熊野速玉大社への還御にいたるまで、この町に受け継がれてきた祭事を記録した。

王子ヶ浜の海中みそぎ

祭り当日の夜明け前、王子ヶ浜。
打ち寄せる波を前に、斎主による禊 (みそぎ) が執り行われる。
上り子たちは冬の熊野灘へと入り、身を清める。

夜明け前の浜辺でひとり海を見つめ待機する斎主の後ろ姿
波打ち際にお供えされた洗い米と御神酒
神倉山に向かい深く祈る上り子たち
掛け声と共に準備運動を兼ねた神事「鳥船」を行う上り子たち
冬の熊野灘へ走り込み波を浴びる上り子たち
熊野灘の荒波に身を浸す上り子たち
禊を終えて海から上がる上り子たち

「たのむで」松明の儀礼

白装束を纏った上り子たちは、すれ違うたびに「たのむで〜」と声を掛け合う。
互いの松明を打ち合わせる、お燈まつりの伝統的な儀礼がおこなわれる。

「たのむで」と声を掛け合い松明の先を交わす上り子たち
境内で松明を激しく打ち合わせる上り子たち
白装束に太い荒縄を締めた幼き上り子

神倉山上の上り子たち

新宮の街並みを見下ろす少年の背中

神倉山から新宮の街並みを見下ろす上り子の姿。

ゴトビキ岩の麓にある本殿へ参拝する少年の後ろ姿
祭りの開始前に眼下に広がる新宮市街を眺める少年たち

眼下に広がる市街を眺める上り子たち。

神倉山 538段の火祭り

合図とともに鳥居の門が開かれ、火を灯した松明を掲げた上り子たちが一斉に石段を駆け下りる。新宮節に「山は火の滝くだり竜」と唄われる、お燈まつりの本番。

闇夜の石段を駆け下りる松明が描く一筋の光の軌跡
火の粉を散らしながら石段を駆け下りる上り子たち
松明を掲げて石段をゆっくりと下りる上り子たち

熊野速玉大社への還御

熊野速玉大社へと帰還する神職たち
祭りを終えて境内に帰還した神職たち

神事を終え、熊野速玉大社へと帰還した神職たち。

拝殿前で上り子たちへ向けて言葉を贈る宮司

祭事終了後の神倉山にて

祭事終了後、神倉山の麓の上り子の姿。

お燈まつり終了後に夜空を仰ぐ若き上り子

2026年2月6日におこなわれた祭礼の記録は、お燈まつり 2026 新宮市に掲載している。

神倉神社の基本情報 (アクセス・参拝データ)

所在地
和歌山県新宮市神倉1-13-8
御祭神
高倉下命・天照大神
例祭日
2月6日 (お燈まつり)
アクセス
JR新宮駅より徒歩約15分。
駐車場
あり (無料。第1駐車場:8台、第2駐車場:13台。お燈まつりの際は交通規制あり)
神倉神社の第一駐車場
ストリートビューで周辺を確認する
参拝時間
自由
備考
御神体の「ゴトビキ岩」へは538段の急な石段を登る。
問い合わせ先
0735-22-2221 (熊野速玉大社)

35mmカラーネガフィルムを用いておこなった撮影の記録は、新宮市・神倉神社 | 熊野ポートレートアーカイブに掲載している。

お燈まつりの舞台である神倉神社の参道やゴトビキ岩の記録は、神倉神社 | 祭りの舞台となる断崖と巨石に掲載している。

新宮市相賀に位置する滝の現在の記録は、桑ノ木の滝 | 日本の滝百選に選ばれた滝に掲載している。

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