九鬼町

真巌寺の朱色の鳥居越しに望む密集した集落と九鬼漁港 尾鷲市

三重県尾鷲市九鬼町。かつて九鬼水軍の本拠地として栄えた漁師町である。
近代化にともない各地の沿岸部がガードレールで区切られていく中、この町にはガードレールのない風景が残されている。
九鬼漁港から神域に至るまで、この町の現在の風景をここに記録した。

九鬼町の基本情報 (アクセス・散策データ)

所在地
三重県尾鷲市九鬼町
アクセス
【車】紀勢自動車道「尾鷲北IC」または「熊野新鹿IC」より国道42号経由で約20分。
【電車】JR「九鬼駅」下車。町中心部まで徒歩約10分。
駐車場
あり (有料・九鬼観光駐車場 予約ページ(特Pサイト))
ストリートビューで周辺を確認する
散策時間
自由
備考
近代化に呑まれず「ガードレールのない風景」を今なお残す漁師町。
問い合わせ先
0597-23-8223 (尾鷲観光物産協会 観光交流係)

ガードレールのない岸壁

窓越しに映り込む九鬼漁港の海景
ガードレールのない岸壁と路地の交差点
ガードレールのない九鬼漁港に差し込む太陽光

九鬼漁港の景観

1960年代以降の車社会の到来とともに各地の沿岸部は鉄の柵で区切られていったが、三重県尾鷲市九鬼町には、生活道路のすぐ隣に九鬼漁港の海が広がる風景が残っている。

九鬼漁港の水面とレンズフレア
太陽光を反射する九鬼漁港と船影

昔ながらの姿を保ち続けてきたことで成立している「ガードレールのない風景」。

ガードレールのない九鬼漁港沿いに置かれた木製ベンチ

レストランAmail周辺

海沿いにあるレストラン「Amail (アメイル) 」の前に、空き瓶が並ぶ。

レストランAmailの道端に置かれたワインボトル
九鬼漁港の岸壁に置かれたワインボトルのバスケットと輝く海面
レストランAmailの窓辺に並ぶワインボトルと反射する九鬼漁港
ガードレールのない九鬼漁港沿いの道路とアオサギ

海沿いの道路に佇むアオサギの姿。

九鬼漁港に係留された漁船の船首と水面の照り返し

九木神社

九木神社の参道へと続く石造りの鳥居と石段

集落から離れた場所にある、九木神社 (くきじんじゃ) 。境内には、国指定天然記念物「九木神社樹叢 (じゅそう) 」の原生林が広がる。

天然記念物の九木神社樹叢の枝越しに望む九鬼漁港
苔むした石灯籠と原生林に包まれた社殿

鯛と鳥居と本殿

石鳥居に据えられた大漁祈願の鯛の像

参道の傍らに、海を向いて立つ小さな鳥居がある。その柱には二匹の鯛の彫刻が据えられている。

石鳥居に据えられた二匹の鯛の彫刻
木漏れ日が差し込む原生林の参道と鳥居
参道中央の石鳥居と狛犬がある本殿
国指定天然記念物九木神社樹叢に包まれた本殿
国指定天然記念物「九木神社樹叢」の梢越しに望む九鬼漁港
石鳥居の貫の上に積まれた参拝者の献石

石段からの展望

九木神社の石段上部から鳥居越しに見下ろす九鬼ブルーの九鬼漁港

石段を降りる際、鳥居の向こうに九鬼の海が広がる。九木神社と、九鬼漁港が一直線に繋がる風景。

九鬼漁港の透明な海水

路地と「にらくら」祭祀場

木造家屋の壁に掛けられた赤い郵便受けと西日
廃屋内部に残されたかつての生活環境

九鬼の路地。木造住宅の壁に設置された赤い郵便受けや、廃屋の内部。

にらくら祭りの祭祀場

路地の合間に、石垣に囲まれた広場「にらくら祭り」の祭祀場がある。

元旦の早朝、この場所で「にらくら祭り」が執り行われる。ウニ (ニラ) を積み上げた「蔵」の跡で、消し炭と塩水を混ぜた黒い泥を子供たちに塗る禊が行われ、無病息災が祈願される。

にらくら祭りの小祠と新調された鯛の像
密集する漁村住宅の間を縫う石段の路地 (世古)

真巌寺の境内

真巌寺の全景

幅約1mの路地を抜け、斜面の坂道を登った場所に真巌寺 (しんがんじ) がある。

真巌寺の境内に咲く寒椿
巨木のクスノキの梢から差し込む光

稲荷鳥居と集落の全景

山肌に沿って連なる朱色の稲荷鳥居

真巌寺の斜面に沿って朱色の鳥居が連なる。

境内の奥部にある朱塗りの社殿

最後の石段を登りきった場所から、集落の全景を見渡すことができる。

真巌寺の朱色の鳥居越しに望む密集した集落と九鬼漁港

朱色の鳥居、斜面に形成された九鬼町の瓦屋根の重なり、九鬼漁港の海が見える。

九鬼小学校の木造校舎 外観
旧九鬼小学校
木立の影越しに映る九鬼漁港の海面反射
九鬼の海

九鬼町の周辺地図・駐車場

駐車場
あり (有料・九鬼観光駐車場 予約ページ(特Pサイト))
ストリートビューで周辺を確認する

Flickr Explore

2026年2月15日、本記事に掲載している「真巌寺から見下ろす九鬼の風景」の写真が、Flickrの「Explore」に選出された。
尾鷲市九鬼町の真巌寺の境内から赤い鳥居と漁師町を収めた一枚が、国際的な写真コミュニティにおいて評価された。

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