和歌山県那智勝浦町の勝浦八幡神社にて、毎年9月下旬に執り行われる「勝浦八幡神社例大祭」。
弘安年間 (1278〜1287年) に始まる歴史を持ち、航海の安全や大漁、町の繁栄を祈る同社の例大祭。舟渡御神事は那智勝浦町の無形民俗文化財に指定されている。
宵宮祭をはじめ、例大祭当日に勝浦1〜6区を巡行する陸の渡御行列、勝浦地方卸売市場での御旅所祭、いざかた船溜にて担ぎ手が神輿とともに海へ飛び込む神輿海中神事、夕暮れの勝浦港を進む舟渡御 (海路還御) に至る一連の神事および奉納行事の模様。
勝浦八幡神社の基本情報 (アクセス・参拝データ)
- 所在地
- 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦859
- 御祭神
- 応神天皇
- 例祭日
- 9月下旬
- アクセス
- JR紀勢本線「紀伊勝浦駅」より徒歩約12分。
- 駐車場
-
あり (無料。数台)
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- 参拝時間
- 自由
- 備考
- 古くは「勝浦に過ぎたもの三つある、お寺と祭りと三水米」と謡われ、舟渡御をはじめ多彩な伝統行事を今に伝える。
- 問い合わせ先
- 0735-52-1646 (勝浦八幡神社)
宵宮祭・例大祭 日程 (スケジュール)
宵宮祭
- 宵宮祭式典
- 勝浦八幡神社の拝殿にて神饌を供え、祝詞奏上を行い例大祭前夜の無事と安寧を祈願する。
- うたしらべ・子供神輿・護国神輿宮入
- 子供神輿および護国神輿 (女神輿・輿姫会) が境内に宮入する。
- 子供手踊奉納
- 地元の子供たちによる伝統的な手踊りの奉納が行われる。
- 獅子神楽奉納
- 拝殿前で獅子神楽保存会による獅子舞の奉納が行われる。
例大祭
- 例大祭式典
- 祝詞奏上や玉串奉奠を執り行い、町の繁栄と海上安全を祈願する。
- 渡御祭式典
- 本殿より神霊を神輿に移す神事を執り行う。
- 奉納行事 (餅つき・獅子神楽・子供手踊・舟謡)
- 神輿の出門に先立ち、境内にて餅つき、獅子神楽、子供手踊、舟謡が順次奉納される。
- 神輿御出門 (陸の渡御)
- 神輿をはじめ、獅子神楽屋形、傘鉾、各奉納団体による約100人の渡御行列が境内を出発する。
- 忠魂碑 (神明神社跡) 休憩・舟謡奉納
- 神明神社跡地の忠魂碑前で渡御行列が10分間休憩を挟み、舟謡の奉納が行われる。
- 御旅所祭式典 (勝浦地方卸売市場)
- 御旅所となる勝浦地方卸売市場に到着後、式典とともに餅つきや子供手踊り、獅子神楽などの奉納行事を行う。
- 櫂伝馬行事 (いざかた船溜)
- いざかた船溜の海上に祭舟および櫂伝馬が配備され、神輿を迎える準備が整えられる。
- 神輿海中神事 (いざかた船溜)
- 満潮を迎えた海へ担ぎ手が神輿とともに飛び込む海中神事を行う。
- 舟渡御 (海路還御)
- 海中神事を終えた神輿を御舟に乗せ、櫂伝馬や祭舟の船列に引かれて勝浦港内を進む。
- 還御祭式典
- 勝浦八幡神社へ帰着した神輿から神霊を本殿へ還し、一連の例大祭が終了する。
宵宮祭式典

17:00、勝浦八幡神社の拝殿にて宵宮祭式典を執り行う。神饌を供え、祝詞奏上などが行われる。
うたしらべ、子供神輿・護国神輿宮入


18:00、子供神輿および護国神輿 (女神輿・輿姫会 / こしひめかい) が境内に宮入する。


鳥居前で神輿を練り、参道を経て境内および護国神社鳥居前へ神輿を納める。
子供手踊り奉納

18:30、子供たちにより、伝統の手踊りが奉納される。

獅子神楽奉納

19:00、拝殿前にて勝浦獅子神楽保存会による獅子神楽が奉納される。太鼓や笛の奏楽とともに、神職の前で舞が披露される。

餅つき歌奉納


日程上の公式なプログラムには含まれないが、獅子神楽奉納の終了後、愛友会や櫂伝馬保存会などの団体により、境内で木棒を手にした餅つき歌の奉納が行われる。





例大祭式典

10:00、勝浦八幡神社の本殿にて例大祭式典を執り行う。祝詞奏上や玉串奉奠により、航海の安全、豊漁、町の繁栄を祈願する。


渡御祭式典にかけて、女神輿・輿姫会や、各区のプラカードを掲げた子供神輿が境内に集う。



神輿御出門の時を前に境内や神社に隣接する勝浦港の岸壁では、渡御参列者たちが集い、待機する姿が見られる。






渡御祭式典

12:30、本殿より神輿へ神霊を遷す渡御祭式典を執り行う。
奉納行事 (勝浦八幡神社)
13:00、神輿の出門に先立ち、拝殿前にて各種奉納行事が順次執り行われる。
餅つき

餅つきでは、櫂伝馬保存会、愛友会、高友会などの担い手が木棒を手に輪を作り、餅つき歌を奉納する。


あわせて餅まきが行われる。
獅子神楽

獅子神楽では、拝殿前にて勝浦獅子神楽保存会による舞が奉納される。


子供手踊り


子供手踊りでは、花笠と着物姿の子どもたちが輪になって踊りを披露する。

舟謡

舟謡では、大幟が掲げられた社殿前にて参列者が一堂に会し、社殿に向かって舟謡を奉納する。
神輿御出門

14:00、神輿が勝浦八幡神社の鳥居をくぐり、町中への渡御へと出発する。

鳥居前では担ぎ手によって神輿が高く差し上げられるほか、輿姫会による女神輿も鳥居前で神輿を練り上げる。


渡御の行列は、潮・御幣・おかた・子供手踊・子供神輿・護国神輿・獅子神楽屋形・傘鉾 (恵比寿・鳩・猩々・高砂)・餅つき (赤組・白組・高友会・愛友会・櫂伝馬保存会)・御鉾・神輿・神職・祭典役員・舟謡・有志の順に行列を組み、町を練り歩く。









沿道の店舗前や街頭の各所で神輿を高く差し上げて練り、世話役の合図に合わせて進行する。


忠魂碑 (神明神社跡) にて10分間休憩、舟謡奉納

14:40、渡御行列は神明神社跡地にある忠魂碑前に到着し、10分間の休憩に入る。

忠魂碑の前には神輿と傘鉾が据えられ、参列者が整列して舟謡を奉納する。

奉納を終えた担ぎ手たちは再び神輿を高く差し上げて出発する。











いざかた通り商店街でも神輿を高く差し上げて練り、御旅所へと向かう。

やがて渡御行列は御旅所である勝浦地方卸売市場へ到着する。
御旅所祭式典 【勝浦地方卸売市場】

15:30、祭礼関係者による御旅所祭式典を執り行う。
奉納行事 (御旅所)
式典に続き、場内にて各種奉納行事を行う。
餅つき


愛友会や少年たちが木棒を手に輪となって歩き、餅つき歌を奉納。
餅まき

餅まきも行われる。
子供手踊り

続いて花笠をかぶった子供手踊りの奉納。


獅子神楽

獅子神楽保存会による獅子神楽の奉納。
舟謡

神輿前での舟謡の奉納。
櫂伝馬行事 (いざかた船溜)


16:10、いざかた船溜の海上で愛友会や赤組・白組の櫂伝馬による櫂伝馬行事が開始される。



巡行の合間には、船上から岸壁に向けて菓子まきが行われる。

神輿海中神事 (いざかた船溜)

16:40、いざかた船溜にて神輿海中神事を執り行う。満潮を迎えた海へ担ぎ手が神輿とともに飛び込み、水しぶきを上げながら海上を進む。




櫂伝馬が海へ神を迎えるよう神輿を招き、陸上の男たちと引き合いになる。


海中神事を終えた神輿は岸壁へ引き揚げられ、担ぎ手によって高く差し上げられる。


神輿は世話役の手によって御舟へと乗せられる。

舟渡御 (海路還御)

17:00〜17:30頃、神輿を載せた御舟は4隻の櫂伝馬、傘鉾舟、神楽舟、謡舟に引かれ勝浦港内を進む舟渡御を執り行う (前行程の進行により開始時刻は前後する) 。






櫂伝馬や神楽舟、宮司や稚児らを乗せた祭舟が順次、大勝浦舟揚場へと帰着する。

還御祭式典

18:00、勝浦八幡神社へ帰還した神輿から神霊を本殿へ還し、本殿前で還御祭式典を執り行う。これにより例大祭の全行程が完了する。

勝浦八幡神社例大祭 アーカイブ (2018年〜)
















勝浦八幡神社の周辺地図・駐車場
- 駐車場
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あり (無料。数台)
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和歌山県那智勝浦町の三光山金剛寺にて、毎年8月23日に執り行われる「二河の火祭り」。
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