今年も神内神社の奇樹たちに会いに来た。セッコクの咲く頃に。


鳥居すぐそばのホルトノキの御神木。子どもを抱いているように石を巻き込んでいることから安産樹とも呼ばれている。


5月になるとこの御神木にセッコクが咲き誇る。その姿はなんとも神秘的だ。


厳かな雰囲気の参道。

御手洗場も美しい。

拝殿が見えた。両側を岩に挟まれた参道は大迫力。

左右の壁面には、たくさんの「よだれかけ」が。
ここ神内神社は別名「子安神社」とも呼ばれ、安産の神様としても有名なのだ。


この巨大な磐座が神内神社の御神体だ。大き過ぎて近くからはその全貌を捉えることができない。

拝殿横にひときわ堂々とした佇まいのクスノキの大樹。
大好きだ。このクスノキに会う為だけに来たといっていい。

たくましい形の樹皮がたまらない。

ひとしきり撮影者と被写体として対話を重ねたら、お別れだ。
「またセッコクの咲く頃に会いに来るよ。」

ちなみに御神体の磐座の全貌がこちら。
まるでゴジラだ。

御手洗場ちかくにいる狛犬。撮影時、日が暮れて辺りは真っ暗になっていたが、この愛嬌のある顔をどうしても撮りたくて執念で撮影した。
余談だが境内の巨木すべてに挨拶をする高齢女性を見かけた。
信仰心が厚い人が多い熊野らしい光景といえよう。